蛍烏賊(ホタルイカ)

蛍烏賊(ホタルイカ)1

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・・・・ 蛍烏賊は富山湾にしか生息していない。

なんてお話をしていましたが、正確に説明を載せておきます。

まず、もともとは〈マツイカ〉と呼ばれていました。
明治時代の動物学者の渡瀬庄三郎博士によって蛍烏賊と命名され、それから一般的に今の「ホタルイカ」と呼ばれるようになったイカです。

蛍烏賊(ホタルイカ)

正確な生息地としては、日本海全域、北海道から四国沖まで生息しています。
では、なぜ富山湾にしかいない!とお話していたかと言うと、・・・
烏賊自体は群れを作る習性はなく、その証拠に先ほど書いたように他の生息地でも他の魚の漁の網には一緒に入って来るのですが、その量と選別の手間からすると到底出荷出来る程はないそうです。しかし、富山湾では、網で大量に蛍烏賊が取れるのです。

富山湾の大群は交尾を終えたあとの雌(メス)の産卵集団で雄(オス)を探し出すのは非常に難しいそうです。(雄は何処にいるんでしょう?)

そして、「なぜ光るのか?」、「何のために光っているのか?」
まずは、 「なぜ光るのか?」
胴の長さは約7cm、その頭、胴、腕?脚?の一部には約1000個の発光器があります!
バクテリアの寄生で光る物もいるらしいですが、すべて自家発電です。凄くないですか‼
光るメカニズムは陸上のホタルと同じです。
(ルシフェリンと言う物質にルシフェラーゼと言う酵素が働いて光っている。)
他の動物なんかでも同じ様に発光する(ホタルみたいに)物はいるのですが、この光は〈冷光〉と言われていて、電気の光などとは違い・熱が出ない・そうです。
腕?脚?の一部にあるゴマ粒大の発光器の光は暗闇の中で新聞の字が読めるほど明るいそうです。

次に、「何のために光っているのか?」
1、発光量の調節で背景に溶け込むためのカムフラージュ。
2、発光器の配列、組み合わせによっての信号認識。
3、敵に襲われた時に使う目くらましのフラッシュライト。
以上の役割があると思われているそうです。
蛍烏賊(ホタルイカ)1

たぶん、網には入ってしまった蛍烏賊は敵におそわれた!と思って一生懸命光を放っているんでしょう。
産まれたばかりの子どもは1.4mmくらいで眼が赤いそうです。
そして海の中に散らばって行った蛍烏賊達は、いつどうやって富山湾に集まって来るのかは未だに謎だそうです。


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