必須アミノ酸8種(+1)

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**免責事項をお読みになってご理解いただいた上で情報をご活用下さい。**

必須アミノ酸を順番に説明を載せていきます。
イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、の8種。
あともう1つヒスチジンです。合計で9種類です。
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ーーーーーー* イソロイシンーーーーーー
からだの成長を促進したり神経の働きを良くしたりする効果のほか、血管の拡張、肝臓機能強化、筋肉強化など幅広く活躍するアミノ酸です。
イソロイシンは、前述の通り、体の成長促進、血管拡張、肝機能強化、筋肉の強化などの効果があるアミノ酸です。「ロイシン」「バリン」という必須アミノ酸とともに「分岐鎖」と呼ばれる構造を持った分岐鎖アミノ酸類(BCAA)の一つです。
分岐鎖アミノ酸類(BCAA)は、それぞれの3種類が、どれかが多すぎても体重の減少などの弊害を起す事が分かっています。

イソロイシンを多く含む食品(牛肉、鶏肉、鮭、牛乳、チーズ)
小牛の肉や鶏肉、鮭、プロセスチーズ、牛乳などに多く含まれていますが、一つの食品からだけでなく、なるべく多くの食品からイソロイシンを摂取するようにすると、分岐鎖アミノ酸類(BCAA)のバランスが取れるでしょう。
また、市販の分岐鎖アミノ酸類(BCAA)飲料などにはそれぞれの分岐鎖アミノ酸がバランスよく配合されていますので、そういった方法から摂取するのも一つの手です。

ーーーーーー*ロイシンーーーーーー
肝機能の円滑化や筋肉の強化などの効果があります。幅広い食品に含まれている為、あまり不足するものではありません。
ロイシンには、肝臓の機能を強化させる効果のほか、筋肉をつくのを助けて、さらに筋肉をうしなわせないようにする効果があります。疲れやすく体調を整えたい方におすすめできる栄養素の一つです。

ロイシンを多く含む食品(牛肉、レバー、ハム、牛乳、チーズ)
ロイシンは、レバー、あじ、牛乳、とうもろこし、牛肉、大豆、ほうれんそう、小麦粉、米などの幅広い食品に含まれているアミノ酸です。ただし、ロイシンばかりを過剰に摂取しても他のアミノ酸の摂取量が少ないときちんと働いてくれませんので、過剰摂取する必要はありません。

ーーーーーー*リジンーーーーーー
人体を構成するたんぱく質の組み立てに当たって必要不可欠なアミノ酸の一種です。
リジンの効果はたくさんありますが、主に、からだの組織を修復し成長に関わる作用は良く知られています。その他、リジンには細菌やウイルスに対する抗体、ホルモン、酵素を作る効果もあるとされ、ブドウ糖の代謝をよくして集中力を高める効果、カルシウムなどの吸収を促進する、肝臓機能の強化などの効果が確認されています。

リジンを多く含む食品(魚介類、レバー、卵、牛乳、大豆)
リジンは動物性のたんぱく質に多く含まれており、穀物などにはあまり含まれていません。炭水化物を中心に摂取している方には不足しやすい栄養素ですので、穀物と肉を一緒に食事するようにしましょう。

ーーーーーー*メチオニンーーーーーー
シスチンと同様にイオウを含む含流アミノ酸です。ヒスタミン濃度を下げて、抑うつ症状の治療に役立ちます。
体内にあるヒスタミンは、怪我や薬などからの反応により活性化し、かゆみや痛みの原因になる上、アレルギー症状を引き起こす可能性もある化学物質です。メチオニンはこのヒスタミンの血中濃度を下げる効果があります。
さらに、メチオニンには抑うつ症状の治療に対して即効性があることでも知られています。

メチオニンを多く含む食品(牛乳、牛肉、羊肉、レバー、小麦)
メチオニンは牛乳、チーズ、レバー、小麦などに多く含まれるアミノ酸ですので、これらの食品をバランスを考えて摂取するようにするとよいでしょう。

注)メチオニンが不足してしまうと、利尿作用の低下によるむくみやコレステロールの沈着、動脈硬化、抜け毛の原因にもなります。

ーーーーーー*フェニルアラニンーーーーーー
フェニルアラニンは、神経伝達物質として神経細胞間で信号を伝達する役割を持つアミノ酸で、必須アミノ酸の一つです。フェニルアラニンから生成されるノルエピネフリンとドーパミンにより刺激を伝達します。
フェニルアラニンは、化学合成されたDLフェニルアラニンというものが、鎮痛剤として使われるなど、鎮痛効果が高いアミノ酸です。(天然のフェニルアラニンのことを、「L-フェニルアラニン」といいます。
フェニルアラニンは、慢性的な痛み(外傷、関節痛、リウマチなど)の痛みを軽減する効果があります。
また、うつに対しても効果があることが近年の研究により認められています。(鎮痛作用、抗うつ効果)

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フェニルアラニンを多く含む食品(肉類、魚介類、卵、大豆、チーズ、アーモンド等)
フェニルアラニンは、肉類をはじめとして魚貝、卵、チーズなどに多く含まれています。また、ビタミンB12と一緒に摂取すると、多発性硬化症や神経や筋肉の各種症状にも効果があるとされています。

注)ただし、過剰摂取すると、血圧が高くなりすぎる恐れがありますので、高血圧、妊婦、心臓病の方はフェニルアラニンの摂取について医師とご相談ください。

ーーーーーー*スレオニンーーーーーー
スレオニンは、トレオニンとも呼ばれている必須アミノ酸の一つ。動物の成長を司どる因子として注目を集めています。ちなみに、スレオニンは必須アミノ酸の中で最後に発見されたアミノ酸です。
スレオニンは、成長を促進する効果のほか、脂肪分の多い食事やアルコール飲料の飲みすぎによる肝臓への脂肪蓄積を阻止して、脂肪肝を予防する効果が期待できます。
スレオニンは、現在穀物の栄養強化などにも用いられており、スレオニンが体内で不足すると成長阻害や食欲不振、体重の減少や貧血といった症状が生じる場合もあります。

スレオニンを多く含む食品
スレオニンは卵、七面鳥、ゼラチンなどの動物性のたんぱく質に多く含まれている栄養素です。

ーーーーーー*トリプトファンーーーーーー
たんぱく質の合成材料や肝臓、腎臓で分解されてエネルギーやビタミンの一種である「ナイアシン」の原料にもなります。催眠効果や精神安定効果も持ちます。
トリプトファンは、脳および行動障害の治療に効果があるアミノ酸とされています。トリプトファンを原料にしてできる、神経伝達物質セロトニンには、天然の催眠剤や鎮痛剤として注目されています。また、セロトニンが変化したメラトニンは老化を遅らせる効果があるとして、話題になりました。(精神安定、鎮痛・催眠効果)

トリプトファンを多く含む食品
トリプトファンは、チーズ類やアーモンド、バナナなどに多く含まれています。一般的な食生活において過剰摂取になる恐れはありません。日常的に少しずつ摂取すると良いでしょう。
サプリメントなどでトリプトファンを摂取する場合にはビタミンB群、ナイアシンと一緒にとるようにしましょう。

注)、過剰摂取をし続けると肝臓で脂肪の変化を起して肝硬変を招くリスクがあります。

ーーーーーー*バリンーーーーーー
ロイシン、イソロイシンと同様に分岐鎖と呼ばれる構造を持つ、分岐鎖アミノ酸(BCAA)の仲間です。通常不足の心配はありません。バリンは、成長を促進し、血液中の窒素バランスを調整する効果があります。
成長促進、筋肉強化、肝機能の改善

バリンを多く含む食品
小牛肉、ドライミルク、レバーなど数多くの食品にバリンは含まれており、通常の生活では不足する事はありません。ただし、バリンを含む分岐鎖アミノ酸は、それぞれが補完的要素を持っているため、何れかが不足すると、それぞれの働きもできなくなってしまうので、注意が必要です。

ーーーーーー*ヒスチジンーーーーーー
ヒスチジンとは、発育に必要なアミノ酸です。大人は体内で合成できますが、子供はまだ合成ができないため、必須アミノ酸扱いとなります。神経機能を助ける効果があります。
ヒスチジンは、成長に関するほか、神経機能の補助役割を果たすアミノ酸です。ヒスチジンが分解され変化したヒスタミンには外傷や薬などの刺激により血管拡張を起す作用があります。また、ヒスチジンには慢性関節炎の緩和やストレスの軽減、性的エネルギー向上などの効果もあります。(長らく乳幼児期のみ必須とされてきたが、現在は成人も必須とされている。)

ヒスチジンを多く含む食品
ヒスチジンは、かつお、イワシ、サンマといった青魚や小牛肉、鶏肉、ハム、チェダーチーズなどに多く含まれています。
成長期に必須(子供のみ必須で大人は合成できる)

注)、ヒスチジンを過剰摂取すると、喘息やアトピー性皮膚炎などの症状を持つ方にはヒスチジンによる過剰反応が出る場合もありますので、こういった方はできるだけヒスチジンの摂取を控えてください。

以上、必須アミノ酸9種類です。何かのお役に立てれば光栄です!


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